携帯ショップは生き残れるか 迫る販売減、繰り返す合併

有料記事

井上亮
[PR]

 全国各地にある携帯ショップは、同じ看板を掲げていても、運営する代理店によって店づくりは様々だ。

 店内に入るとコーヒーの香ばしい匂いが漂ってきた。宇都宮市新興住宅地に今年1月にできたドコモショップの実験店「dガーデンかましんゆいの杜店」。ドコモでは全国初のカフェ併設店で、コーヒーやジェラート、パンは地元の人気店や農園から仕入れる。運営するハヤブサドットコム(同市)の野田和郎社長は「地域に根付いた存在になりたい」。

 同社は市内中心に8店を持ち、客を招いたバスツアーを催すなど地域密着の取り組みで知られる地場系代理店の代表格だ。父の代に町の電器屋として創業。自動車電装品に業態を広げ、車載電話を扱った流れで1993年にドコモの代理店業を始めた。妊娠出産を機に優秀な女性店員がやめてしまうという課題から、全国で初めて託児所つきのショップをつくるなど労働環境の整備も先駆的で、販売成績は関東甲信越で上位に食い込む。

 ドコモなど携帯ショップは携帯大手の看板を掲げるが、全国8千店弱のうち直営はごくわずか。大部分は委託を受けた代理店が運営する。地方ではハヤブサのような自動車関連の工場が母体の地場資本も多く、地域や立地の特性に合わせた店づくりをしている。

 ただ、大半のシェアを握るの…

この記事は有料記事です。残り834文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!