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 宮崎との県境に近い熊本県高森町下切の農家、甲斐好夫さん(73)方の納屋に、在来のとうもろこし「地とうきび」が掛け干された。今年はタヌキやカラスの食害が少なく、例年より多い1万本ほどが収穫できそうで、だいだい色に輝くとうきびが壁から天井までびっしり並ぶ。

 阿蘇地域では牛馬の飼料として昔からつくられ、コメが貴重な戦後まではご飯に混ぜて主食にもしていた。輸入とうもろこしが飼料の主体となり、今ではとうきびがぶら下がる光景はほとんど見られない。

 甲斐さんのとうきびは乾燥後、穀物問屋に出荷。今では希少なとうきびご飯用に加工され販売されるという。(後藤たづ子)

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