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 16日に発足した菅新内閣の女性閣僚は2人と、3人だった直前の安倍内閣から1人減らした。与党自民党の党4役も全員が男性だ。「2020年に指導的立場の女性3割をめざす」という政府目標もあったが、男性ばかりの政界の風景は今回も変わらなかった。

拡大する写真・図版宮中での認証式を終え、記念撮影に並ぶ菅義偉首相(手前中央)と閣僚ら=2020年9月16日午後8時14分、皇居・宮殿「北車寄」、代表撮影

 首相を除く閣僚20人のうち、女性は上川陽子法相と橋本聖子五輪担当相のみ。上智大学の三浦まり教授(政治学)は「安倍政権を継承するとしながら、女性活躍は引き継がないというメッセージだ」と受け止める。自民党の役員人事でも幹事長などの党4役は60~80代の男性議員が占めた。ツイッター上ではさっそく、党4役と菅氏が手をつなぐ写真と、フィンランドの女性首相や女性閣僚の写真を並べたツイートが話題を呼んだ。

 日本の女性閣僚の割合は今年1月時点では15・8%(19人中3人)。列国議会同盟(IPU)と国連女性機関(UN Women)がまとめた各国との比較では113位だったが、新内閣での女性閣僚の割合は10%とさらに下がった。世界ではスペインやフィンランド、フランス、カナダ、ドイツなど30カ国で4割以上の女性閣僚がいる。

拡大する写真・図版2019年12月に発足したマリン首相率いるフィンランドの内閣(同国政府のHPから)

 16日夜の就任後初の記者会見で菅氏は、待機児童の問題について「今後、保育サービスを拡充し、この問題に終止符を打っていきたい」とした。また出産のハードルを少しでも下げていくとして、不妊治療について「保険適用を実現する」とも述べた。その上で「安心して子供を産み育てることができる社会、女性が健康に活躍することのできる社会。そうした環境をしっかりと整備をしていきたい」と話した。開始から30分ほどで打ち切られた会見では、女性閣僚についての言及はなかった。

■女性議員比率 世界1…

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