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 自民党の菅義偉総裁が16日、国会で首相に指名され、新内閣が発足した。秋田県出身者の首相就任は史上初。出身地の湯沢市では祝賀行事があり、母校の同級生や市民が喜びを分かち合った。県民の間でも、地方の暮らしを良くする政策に期待する声が上がった。

 大館市の中心部でスポーツ用品店を経営する山城久和さん(59)は「コロナ禍の緊急時にもかかわらず、許認可を求める際は複数の役所に行く必要がある。こうした縦割り行政を解消してほしい。剛腕の菅さんならやってくれるのではないか」と期待する。商店街の組合員は最盛期の半分に近い59店舗まで減った。新型コロナウイルスの影響で売り上げが減り、後継者不足も深刻だ。「地方がオリジナルの政策を打ち出せるよう中央の権限を地方に与えてほしい」。一方で早期の衆院解散・総選挙については「それは政治家の都合。選挙にかかる経費をコロナ対策に回すべきだ。有利なうちにやりたいということだろうが、今ではない。やれば不信感が増す」と注文をつけた。

 観光業界もコロナ禍で大きな打撃を受けた。男鹿市の「元湯雄山閣」は、GoToトラベルキャンペーンなどで9月は例年の7割ほどまで客が戻ってきたが、感染が再拡大すれば客足が止まる可能性がある。山本貴紀代表は「冬はもともと客が少ない。GoToが終わればまた厳しくなるのではないか。キャンペーン継続など感染対策と同時に観光支援も行ってほしい」と訴える。4月中旬から約2カ月の休業を余儀なくされた秋田市の「秋田温泉さとみ」の相沢達生総支配人(55)は「首相の地元として秋田が注目されるとうれしい。秋田のここがいいなど一言いえばそれが話題になり、訪れる人が増えるのではないか」と今後の発言にも期待を寄せた。

 農村出身の首相に対し、横手市…

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