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 トランプ米政権が、イスラエルとの国交樹立に合意したアラブ首長国連邦(UAE)に対し、最新鋭ステルス戦闘機F35を売却する検討を進めている。UAEは「和平の見返り」として売却を求めているとみられるが、米国の事実上の同盟国であり、中東での軍事的優位性を維持したいイスラエルは懸念を示す。UAEとイスラエルは15日にホワイトハウスで国交樹立合意の調印式を行うが、F35の存在は両国の関係の不確定要素として残りそうだ。(渡辺丘=ワシントン、伊藤喜之=ドバイ、高野遼)

 「UAEはお金があり、かなりの数のF35を発注したがっている。世界で最も素晴らしい戦闘機だ」

 トランプ米大統領は8月19日の会見でこう語り、F35売却に意欲を示した。

 UAEのガルガーシュ外務担当国務相は翌日、米シンクタンク主催のオンラインイベントで、6年前からF35を売るよう、米国に依頼してきたと明言。「(国交樹立で)イスラエルとの戦争はもはや存在しなくなるはずだ。F35の購入はより容易になった」と述べ、国交樹立を機にイスラエルがUAEへのF35売却に反対する理由はなくなる、と主張した。

 UAEにとって、相手の防空網を破って侵入できるステルス戦闘機F35の購入は念願だ。近東湾岸軍事分析研究所(ドバイ)のリヤド・カフワジ所長は「兵員数などで量的に勝る周辺国に対抗するため、装備面では質的な優位を保ちたいからだ」と解説する。UAEはイスラエルによるパレスチナのヨルダン川西岸地区の一部併合の停止を条件に国交樹立に応じたとされたが、F35の購入も目的だった可能性が強まっている。

 一方、米側にも売却を進めたい…

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