人々を笑わせ、考えさせた業績に贈られる「イグ・ノーベル賞」の発表が17日(日本時間18日)にあり、日本人を含む研究チームに「音響学賞」が贈られた。声色を変える無害なヘリウムガスをワニに吸わせ、鳴き声の変化を調べた。日本人の受賞は14年連続だ。
受賞したのは、ルンド大(スウェーデン)のステファン・レバー博士研究員や京都大霊長類研究所の西村剛准教授らのチーム。中国の固有種で絶滅が危ぶまれている爬虫(はちゅう)類、ヨウスコウワニが声を出すメカニズムについて、ヒトなどの哺乳類や鳥類と同じなのか調べた論文を2015年に英科学誌に発表した。
なぜ、実験にヘリウムガスを使ったのか。
ヘリウムは単体で吸うと酸欠の…
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