「オーストリア人は森に…」トランプ氏発言に反響広がる

ウィーン=松井健
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 トランプ米大統領がカリフォルニア州など米西海岸で続く山火事にからみ、オーストリアについて「彼らは森に暮らしている」などと発言したことが、オーストリアで反響を呼んでいる。発言をからかって「森の都」の写真をネットに載せ、楽しんでいるようだ。

 米西海岸では記録的な山火事が広がっている。欧米メディアによると、トランプ氏は15日、FOXニュースで、民主党の知事がいるカリフォルニア州の対策を批判するなかで、「欧州には『森の都』がある。オーストリアを見てみろ。彼らは森に暮らしている」「それでも彼らのところはこうした火事がない。もっと爆発しやすい木々があるのに、火を管理している」などと発言した。

 森林が国土の約48%を占め、チロル地方などが山岳リゾートとして知られるオーストリアのネット上には、発言をおちょくるようなユーモラスな反応があふれた。森でパソコンを開いている人の写真を「在宅勤務中のオーストリア人」と紹介したり、新型コロナウイルス感染の警戒レベルにひっかけて、「オーストリアの木の爆発しやすさレベル」を色分けしたりした。

 また、オーストリア航空は「オーストリアのたいへん有名な森の都と世界を結びます」と投稿し、ウィーンの副市長は「私たちの森の都に新たに植えた木々を見せましょう。怖がらなくても、爆発しませんよ」とトランプ氏に呼びかけた。(ウィーン=松井健)