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 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職に絡む証人買収事件で、贈賄側の別の関係者にもうその証言をさせようとしたとして、東京地検特捜部は17日、衆院議員の秋元司容疑者(48)を組織犯罪処罰法違反(証人買収)の罪で追起訴し、発表した。秋元議員が買収を画策したとされる贈賄側は2人目。

 特捜部は同日、秋元議員の共犯として、知人の松浦大助容疑者(51)も同罪で起訴した。再逮捕された秋元議員の勾留期限は19日までだったが、松浦容疑者への捜査などを通じて追起訴する証拠がそろったと判断したとみられる。

 追起訴状によると、秋元議員は松浦容疑者らと共謀し、IR汚職事件で贈賄罪に問われた中国企業「500ドットコム」元顧問・仲里勝憲被告(48)に、6月上旬と7月中旬の2回、那覇市内で接触。虚偽の証言をする報酬として現金500万円を渡そうとしたなどとされる。

 秋元議員はまず、支援者の淡路明人被告(54)らと共謀し、「500」社の別の元顧問・紺野昌彦被告(49)に現金計3千万円を渡そうとしたという証人買収容疑で、8月20日に逮捕された。さらに、紺野被告に対するルートで起訴された9月9日、仲里被告に対するルートで再逮捕されていた。

 特捜部は、収賄罪を否認する秋元議員が事件を主導し、賄賂提供を認めた贈賄側2人への働きかけを、知人や支援者に依頼したとみている。