案里被告、現金提供の理由を二転三転 広島県議が証言

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松島研人、新屋絵理
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 昨年7月の参院選をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われた参院議員の河井案里被告(46)の公判が17日、東京地裁であった。下原康充(やすみつ)・広島県議(69)が証人として出廷し、案里議員から現金を受け取ったことを認めた。受け取りをいったん拒んだところ、案里議員は提供名目を二転三転させたと証言した。

 証言によると、案里議員が下原氏の選挙事務所を訪れたのは、県議選の投開票日だった2019年4月7日午後。参院選などの話題の後、案里議員がカバンから白い封筒を取り出し、「当選祝いです」と差し出してきたという。

 下原氏が「まだ開票していない」と答えると、案里議員は「じゃあ、陣中見舞い」。さらに政治資金収支報告書の記載に必要な領収書の発行も「いらなーい」と言われたため、「いただけない」と再び拒むと、「じゃあ、(病気療養中の)奥様のお見舞い」と言われ、最終的に受け取ったという。

 現金提供の理由が何度も変わった上、金額が50万円と多かったことから、下原氏は票の取りまとめなどを目的にした「違法な金と思った」と説明。現金受領について「申し訳ない。慚愧(ざんき)に堪えない」とし、現金は自身の選挙費用や妻の医療費に使ったという。

 現金提供先とされる議員らの…

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