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 オーディオの名門、オンキヨーが正念場を迎えている。長年にわたる販売不振にコロナ禍が重なり、2020年3月期はついに債務超過に陥った。綱渡りの資金繰りが続くなか、25日には会社を事業別に分割する再建案を決める。事業ごとに提携相手を見つけやすくする狙いだが、切り売りにつながる恐れもある。世界に知られた老舗ブランドを守ることはできるか――

 JR大阪駅前の家電量販店「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」(大阪市)のオーディオ売り場には、オンキヨーとグループのパイオニア製品がそろうコーナーがある。アンプやスピーカーなどの主力製品を試せるが、実際に買えるのは数えるほどしかない。今年に入り、オンキヨーから生産中止の通知が徐々に届くようになったからだ。

 売り場の責任者は「50~60代の男性を中心に買いたいとの声は根強い。売り場は当面維持する」と話し、生産再開を待っている。

 かつて数々の名機を世に出したオンキヨーは、レコードやCDの普及とともに成長してきた。だがスマートフォンが浸透し音楽配信が主流になると、大型アンプやスピーカーを通じて音楽を聴く文化が急速に廃れていく。オンキヨーも14年3月期から5年連続で最終赤字となり、20年3月期は98億円もの赤字を計上。取引先への支払いも滞り、33億円の債務超過になった。

 この間、オンキヨーも様々な手を打ってきた。

 15年にパイオニアの音響機器…

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