トランスジェンダーのドキュメンタリー映画 26日から
大谷百合絵
うまれた時の体の性別と異なる性で生きる「トランスジェンダー」の小林空雅(たかまさ)さん(25)を15歳の時から追ったドキュメンタリー映画「ぼくが性別『ゼロ』に戻るとき 空と木の実の9年間」が26日から、ミニシアター「あまや座」(茨城県那珂市瓜連)で上映される。ひたちなか市出身の常井(とこい)美幸さんが監督を務めた。
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作品は、幼い頃から女性としての体に違和感を持ってきた小林さんの9年間を記録。自らのセクシュアリティーを表明するカミングアウトや性別適合手術、戸籍の変更などに向き合い、自分らしい生き方を模索する姿が描かれている。
常井さん自身も、自分らしく生きることについて悩みを抱えてきたという。「自我が早くからあったんでしょう。小学校では、みんな一緒に遊んだりお弁当を食べたりする横で違うことをして、ぽつんとしていたり。なんで他の子と同じようにできないんだろうって苦しかったです」
性のテーマに関心を持ったの…