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 新型コロナウイルスの影響で、第44回全国高校総合文化祭「2020こうち総文」(7月31日~10月31日)はインターネットを活用して開催中だ。岐阜県内の大垣桜、岐阜総合学園、大垣東の県立高3校が「吟詠剣詩舞(ぎんえいけんしぶ)」部門に動画で参加している。

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 総文祭は、文化部が活動成果を披露する最大の舞台。だが、コロナ禍で部活動が出来なくなり、諦めかけたときに飛び込んできたのがネットでの「WEB SOUBUN」開催の知らせだった。大垣桜の植田すずな部長(3年)は「オンラインでも、発表できるのはうれしかった」。

 吟詠剣詩舞は、漢詩や和歌に節をつけて歌う「吟詠」に合わせて、刀や扇を手に舞う「剣詩舞」を組み合わせたもの。総文祭の同部門には、全国から23団体が参加。それぞれの学校で動画を作成し、WEB SOUBUNで順次公開されている。

 8月7日、3校の生徒は岐阜市のぎふ清流文化プラザで、総文祭用の動画の収録公演に臨んだ。

 創部15年目の大垣桜が演目に選んだのは「若獅子の舞」。出陣前の若い武士を祝う曲で、源実朝の和歌から始まる。

 植田さんは高校から吟詠剣詩舞を始めた。講師の先生からは「とにかく基礎が大事」と言われ、3年間、「脚を開け」「腰を下ろせ」と剣詩舞の基礎を練習でたたき込まれた。昨年から取り組んできた「若獅子の舞」にその成果を込めようと、3年生になってからは微調整を続けてきた。収録公演前には約1時間かけて立ち位置や振りなどを最終確認。剣や扇を使って力強くしなやかに舞って、3年生9人で最後の演目をやりきった。岐阜総合学園は「田原坂少年隊」、大垣東も「桶狭間を過ぐ」をそれぞれ収録した。

 収録後、「3年間の成果を出し切りました。発揮できる舞台があったことに感謝したい」と植田さんははにかんだ。

 動画は(https://www.websoubun.com/dept/shigin/page/009.html別ウインドウで開きます)で見ることが出来る。(松山紫乃)

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