拡大する写真・図版古家大輔さんが操作するペッパー。モニターには古家さんのプロフィルが表示されている=2020年9月9日、津市一身田上津部田

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 「いらっしゃいませ」「こちらで食券をお求め下さい」――。津市の三重県総合文化センター内にあるカフェレストラン「だいだい食堂」を訪れると、人型ロボット「ペッパー」が接客をしてくれる。脳性まひによる重い身体障害がある古家大輔さん(28)が、約60キロ離れた紀北町の自宅で操作している。

 県は、ICTを活用した障害者の雇用促進に取り組んでいる。9月からは障害者雇用支援月間に合わせ、だいだい食堂でペッパーと分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の2台のロボットを導入し、試験的に障害者に働く場を提供している。

 古家さんは高校まで普通学校に通い、ふだんは電動車いすで移動している。同級生たちが次々と就職していくなか、同じように働きたいと考え、何社も面接を受けた。しかし、古家さんが使えるトイレがなかったり、車いすでの移動に制約があったりして、採用してくれるところはなかった。

 「どんな形でもいいから働きたい」。県の事業を受託した社会福祉法人「ぷろぼの」からロボットでの就労の話を聞き、チャレンジすることにした。

拡大する写真・図版自宅でロボットを操作して働く古家大輔さん=2020年9月11日、三重県紀北町東長島

 古家さんが自宅のパソコンで操作するペッパーは、主に入り口での受け付けを担当している。カメラに映し出された客の様子を見ながら、プログラミングされているいくつかの文章を場面に合わせて選択したり、ペッパーを移動させたりする。週のおすすめメニューは、古家さんがキーボードで入力している。

 カフェレストランの責任者は「改善点は多いが、私たちも楽になると思う」とロボットの活用に期待を寄せる。古家さんは「ロボットを通して、人と関われるのが楽しい」と話す。

 長時間パソコンを使うため、首…

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