拡大する写真・図版仁くんは生まれてすぐ、NICUに入った=女性提供

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 ずっと望んでいた妊娠がわかった瞬間、喜びがわき起こった。

 関東在住の40代の女性は当時、夫の仕事の関係でインドネシアにいた。教員をしていたが休職し、夫の海外赴任に同行していた。

 結婚して7年、おなかに宿った小さな命。医療事情を考え、日本で出産しようと決めた。夫はインドネシアに残り、出産予定日を約2カ月後に控えた2015年4月、女性は1人で帰国。里帰り出産のため、実家に戻った。

 だが、帰国後の妊婦健診の際、子宮のなかの羊水が通常よりも多い「羊水過多」を指摘された。検査しても、女性のほうに異常は見つからなかった。「子どもが原因の可能性があります」

 5月、神奈川県立こども医療センター(横浜市)で羊水検査を受けた。結果は、染色体異常のひとつ「18トリソミー」。生まれつき心臓などに病気を抱えたり、死産になったりすることもある。

 新生児科の担当医、豊島勝昭(とよしま・かつあき)さん(51)からはこう言われた。「もしかして命に限りがあるかもしれません。でも、おうちで過ごしている子も僕たちの病院にはいます。まずは無事に生まれてくることを願っています」

 出産後は、子どもと一緒にイン…

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