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 総務省が18日発表した8月の消費者物価指数(2015年=100)は、生鮮食品を除く指数が前年の同じ月より0・4%低い101・3だった。下落は3カ月ぶり。7月下旬に始まった観光支援策「Go To トラベル」による宿泊料の割引が影響した。

 宿泊料は1年前より32・0%下がった。総務省の試算では「Go To」だけで24・9%下がっており、この影響がなければ、指数は横ばいだったという。10月には都内の施設も割引対象に加わる予定で、指数はさらに下落する見通しだ。

 8月全体では、指数を構成する523品目のうち7割超の379品目が前年同月より上昇した。10月以降は、1年前の消費増税の影響分が消える。コロナ危機に伴う原油安から電気代などの値下がりが続いており、総務省は「ここから数カ月、物価指数が上昇する要素がなかなかみつからない」と説明している。

 消費者物価は今年3月まで3年3カ月にわたって上昇したが、コロナ危機を機に今年4月と5月は下落に転じ、6月と7月は横ばいになっていた。