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 京都アニメーション(本社・京都府宇治市)の新作映画「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が18日、全国公開された。制作拠点だった第1スタジオ(京都市伏見区)が放火され、36人が亡くなった昨年7月18日の事件後、残された社員らが完成させた初めての作品。京アニの再生を願ってきたファンらが次々に劇場を訪れている。(高木智也)

 映画には、事件で犠牲になった京アニ社員の渡辺美希子さん(当時35)が美術監督として名を連ねた。渡辺さんが手がけたアニメの背景画などを紹介する個展が、三重県桑名市で同時に開かれている。

 柔らかな日が木立に差し込み、緑の濃淡が自然美を浮かび上がらせる。2018年に放映されたテレビアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のエンディングで使われた背景画。事件後、渡辺さんの「遺品」として、京アニから家族に届けられたものの一つだ。

 「背景は資料をそのまま絵にするのではなく、様式や生活感などを絵に落とし込む」「光の強さをどう表現するのかが大変でした」

 渡辺さんは生前、スタッフの座談会で、作品づくりをこう振り返っていた。シリーズの続編を制作しているときは「~光と影と空間と~ 進みたい表現から逃げない!」と書いた紙を机の前に貼り、「ひたすら実直に、現実にあるがままを描くこと」をめざした。

 個展は桑名市北寺町の「くわな まちの駅」で開かれている。背景画のほか、カレンダーや年賀状のイラストなど、渡辺さんの作品約30点を展示中だ。

反響大きく、延長決定

 企画したのは渡辺さんの大叔母、土田節子さん(76)。土田さんは昨年、渡辺さんの葬儀に参列し、ロビーに飾られていた渡辺さんの作品に魅せられた。多くの人に見てもらおうと、京アニの許可を得て展示することにした。

 7月下旬、事件から1年の節目…

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