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 天下分け目の戦が繰り広げられた地として知られる「関ケ原」。その観光拠点にあるコインロッカーが注目を集めています。戦国武将の名前や家紋、兵力が扉に記されているのです。

駅前観光交流館にあります

 岐阜県関ケ原町にある「関ケ原駅前観光交流館」。駅のすぐ近くにあって、古戦場巡りの拠点としても利用されています。

 話題になっているのは、そこに設置されているコインロッカー。大8個、中12個、小10個の計30個に、それぞれ戦国武将の家紋があしらわれているのです。

 家紋の他には「東軍 徳川家康 推定兵力30000」といった具合に、東西どちらの軍だったかや、兵力についても記されています。

 今月になってこのロッカーがツイッターで紹介されると、「どの武将にしようか迷う」「家紋マニアが泣いて喜びそう」といったコメントが寄せられ、注目を集めています。

館長に聞きました

 「2016年春に始めた取り組みです」と話すのは、館長の瀬川美紀さん(41)。

 当初は通常のコインロッカーでしたが、活用法についてスタッフや役場の職員と相談する中で、家紋を貼り付けるというアイデアが浮かんだそうです。

 大きさが3種類あるので知名度や兵力に応じて区分けしたら面白くなる。きっとお気に入りの武将を選びたくなる。そんな狙いでした。

 武将30人の選び方については、瀬川さんが知っているかどうかがポイントだったといいます。

 「あまり歴史は詳しくないのですが、来られた方の多くがこのチョイスに満足していただけているようで、ホッとしています」

 兵力については文献を調べても諸説あったため、役場の歴史に詳しい人に相談しながら平均的な数字にしたそうです。

人気の理由は

 4年以上が経ちましたが、今のところ武将の入れ替えはなし。一番人気は石田三成で、不人気なのは徳川家康だそうです。

 「三成については特に女性から人気があります。関ケ原の戦いの勝敗とは逆の結果ですが、やっぱり負けた方を応援したくなるということなのでしょうか」

 話題になるのは今回が初めてではなく、メディアでも定期的に取り上げられています。最近ではこのロッカーを見るために訪れる人もいるそうです。

 「設置からだいぶ経ちますが、こんなに反応をいただけてありがたいです。交流館にはグッズなどもありますので、ぜひお越しください」と瀬川さん。

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 コインロッカーの利用料は大300円、中200円、小100円。利用できるのは交流館の営業時間内で、日付をまたぐ場合は事前にスタッフに連絡をしてほしいとのことでした。(若松真平)