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 先端技術を駆使したスマートシティー(次世代都市)のモデルとして、羽田空港近くに整備された大型複合施設「羽田イノベーションシティ」(東京都大田区、略称・HICity〈エイチ・アイ・シティ〉)が18日、本稼的に稼働した。自動運転バスの循環運行(1周約1キロ)や、警備、配送など多様なロボットの実証実験もスタート。来場者らは未来の技術などを体験した。

 同シティは、京急や東京モノレールの天空橋駅に直結し、地上11階地下1階(延べ床面積約13・1万平方メートル)。鹿島、大和ハウス工業、京急など9社が出資する株式会社「羽田みらい開発」が、大田区が所有する約5・9ヘクタールの羽田空港跡地に建設し、50年間運営していく。

 国家戦略特区にあり、国のモデル事業にも指定。官民連携で、未来の都市の姿と、それを支える技術の実用化を試しながら、国内外に日本のものづくりや文化を発信する。

 この日午前からオープニングイベントがあり、登録された目的地に自動で移動する1人乗り4輪の「パーソナルモビリティ」の試乗や、離れた場所にいるアバターロボットを自分の分身のように遠隔操作して見学や会話を楽しむ観光体験などが人気を集めた。

 また、案内や清掃などを担う30種類以上のロボットも展示・実演された。乗り物やロボットは無線技術などで遠隔制御される。

 同シティには、テスト路のある自動運転技術の研究開発拠点、燃料電池自動車用の水素ステーション、企業のラボや交流スペースなどが集積。さらに文化の体験施設や、3千人収容のライブホール、ホテル、足湯のある屋上のスカイデッキ、飲食店もあり、観光客も楽しめる。(上沢博之)