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 京都を拠点とする劇団「ヨーロッパ企画」が26日、無観客の生配信公演を行う。京都市内の各所を舞台に生配信してきたシリーズの最終回。シェークスピアの恋愛喜劇がモチーフの新作「鴨川ミッドサマードリーム」を上演する。

 新型コロナウイルスの影響で、2月以降は集団で作品をつくることの難しい状況が続いた。作・演出の上田誠は「集まりたくて始めたのが『劇団』。でも、東京と京都に分かれているメンバーが連携を取る新しい形を模索することは、最近のテーマだった。手つかずだったことを、やっている感覚があった」と言う。

 考えついたのが「生配信劇」。「京都妖気保安協会」シリーズと題し、京福電鉄嵐山本線の走行車両を使った「嵐電トランスファー」を皮切りに、西陣の銭湯、貴船の料理旅館を舞台に作品を発表してきた。「ずっとエチュードで作ってきたので、脚本を最後まで書いて役者に渡し、役者が自分で演技を作ってくる形は新鮮だった」と振り返る。

 「集大成」と呼ぶ今回、「劇場で演劇を見る喜びや面白さも感じて頂きたい」。劇団公演でなじみのある京都府立文化芸術会館を舞台に選んだ。「作品を入れる器でもあり、劇場自体の個性もある。その二重性をうまく使えたらと思います」

 午後3時開演。10月4日までアーカイブ配信あり。視聴券3千円。特設ページ(http://www.europe-kikaku.com/kyotoyoki/別ウインドウで開きます)。(増田愛子)