拡大する写真・図版ミシンを使って医療用ガウンを製作する府中刑務所の受刑者たち(写真の一部を修整しています)=2020年9月8日、東京都府中市、鬼室黎撮影

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 新型コロナウイルスなど感染症への対応に役立ててほしいと、全国の刑務所で受刑者たちが医療用ガウンを作っている。

 府中刑務所(東京都)では今年5月、社会貢献作業として受刑者たちが初めて医療用ガウンの製作を始めた。約80人が携わる。これまでに約4万7千着以上を製作し、東京都などを通じて医療機関に配布する。全国にある42の刑務所で約120万着を作る。

拡大する写真・図版府中刑務所

 材料の不織布を裁断することから始まり、腰や首に結びひもを付けて縫製する。袖口には輪ゴムを縫い込み、伸縮性を持たせる。

 作業に立ち会う専門官の一人は「受刑者たちは世の中に思いをはせてガウンを作っている。活動が知られたらうれしい」と語った。(鬼室黎)

拡大する写真・図版府中刑務所で作られた医療用ガウン