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 医師免許を持たずにタトゥー(入れ墨)を施したとして医師法違反の罪に問われ、無罪が確定することになった彫り師の増田太輝(たいき)さん(32)=大阪府吹田市=が18日夜、大阪市内で会見を開いた。増田さんは「多くの方の支援のおかげ。感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

 増田さんは女性客3人に施術したことで2015年に罰金30万円の略式命令を受け、納得できずに正式裁判を請求。一審の大阪地裁は罰金15万円の有罪判決だったが、大阪高裁が18年、「タトゥーは医療行為ではない」として無罪に。最高裁が16日付で検察側の上告を退けた。

 増田さんは会見で、「最後までやり続ける覚悟で(裁判をするという)石を投げた。胸を張って間違いではなかったといえる」と語った。一審と控訴審で主任弁護人を務めた亀石倫子弁護士は、「彫り師という職業を守るための闘いだった。最高裁の判断は、彫り師という職業とタトゥー文化への尊敬を感じる素晴らしい内容だった」と話した。(遠藤隆史