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 鹿児島県・下甑島(薩摩川内市)の約8千万年前(白亜紀後期)の地層から、海に生息していたワニ類とトカゲ類の歯とみられる化石が見つかった。研究グループが16日に発表した。大型の海生爬虫(はちゅう)類の両類が、同じ地域の同年代の地層から見つかるのは珍しく、当時の生物の多様性などを探る手がかりになるという。

 国立科学博物館、熊本大学、北九州市立自然史・歴史博物館、同市の研究グループによると、2018年11月に見つかった海ワニの歯は直径約11ミリの円錐状(えんすいじょう)で、長さ約25ミリ。個体の全長は推定3~4メートルあったとみられる。白亜紀後期の海ワニの化石は世界的にも標本数が少なく、北西太平洋地域では、今回と北海道で1996年に見つかった日本の2例のみ。当時の生息状況や分布を知る上で貴重な資料だという。

 14年7月に発見された海トカゲの歯は長さ約12ミリのノコギリ状で、推定全長は約2メートル。恐竜と同時期の約6600万年前に絶滅した「モササウルス類」とみられる。県内での発見は初めてで、九州では熊本県上天草市に次いで2例目。全国的には北海道から九州にかけて30例以上が見つかっており、白亜紀後期の日本近海に多様なモササウルス類が広く生息していたことが確かめられたという。

 化石の産地保護のため、研究グ…

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