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 ニューヨークの国連本部で開かれたSDGs(持続可能な開発目標)の関連会合で18日、ノーベル平和賞受賞者でパキスタン出身のマララ・ユスフザイさん(23)が、各国の取り組みを「目標に追いついていない」と批判した。新型コロナウイルスは「言い訳にはならない」と述べ、改めてSDGsの推進を訴えた。

 オンラインで演説したマララさんは、SDGsについて「学校に行きたい女の子、権利のために闘う女性、きれいな空気や安全な地球のために闘う若者といった、数百万人の人びとの未来の象徴」と表現。一方で、国連加盟国が約束を守れていないと非難した。

 マララさんはその上で、「私は知りたい。いつになったら仕事をする予定なのか。いつになったら平和を優先し、難民を守るのか。いつになったら二酸化炭素の排出量を削減する政策を通すのか」と指摘。コロナ禍で多くの児童・生徒が学校に戻れず、教育格差が広がる中でも、SDGsの目標に逆行することがあってはならないと訴えた。

 SDGsは「質の高い教育をみんなに」などの17の目標を2030年までに達成しようとするもので、15年に国連総会で採択された。総会は15日から新しい会期になり、18日の会合は、30年までの道筋を共有する目的で開かれた。(ニューヨーク=藤原学思)