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 16日に内閣総辞職した安倍晋三前首相が19日、東京・九段の靖国神社を参拝した。自身の公式ツイッターやフェイスブックなどで明らかにした。公式ツイッターには「今月16日に内閣総理大臣を退任したことをご英霊にご報告いたしました」と投稿した。

 安倍前首相の参拝は、首相在任中の2013年12月26日以来、約7年ぶり。安倍前首相のツイッターなどへの投稿は、19日午前10時ごろで、この日の朝に参拝したとみられる。写真にはモーニング姿で境内を歩く様子が写っている。安倍前首相は8月15日の終戦の日には「自民党総裁 安倍晋三」の肩書で玉串料を、春と秋の例大祭には真榊(まさかき)を私費で奉納している。

 戦後75年を迎えた今年8月には、自民党の右派グループ「保守団結の会」(代表世話人・高鳥修一衆院議員)などから、当時の安倍首相自身による参拝を求める声が上がっていた。

 13年の靖国神社参拝の際には、A級戦犯合祀(ごうし)への批判などから中国や韓国が反発。米国も「失望している」との声明を出した。以後、首相在任中の参拝を避けたのは、中国や韓国などの近隣諸国や、日本と近隣諸国の関係悪化を懸念する米国に配慮したものとみられている。(楢崎貴司、小野太郎)