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 患者がインターネットなどを通じて医師の診察を受けるオンライン診療。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、厚生労働省は4月、初診からのオンライン受診を、感染が収束するまでの「時限措置」として認めた。ただ対応が難しい病気もあり、通常の診療と組み合わせ、治療の質を落とさないことが大切だ。

感染の不安はないが適さぬ症例も

 「どうですか調子は?」

 「変わりはないです」

 8月下旬、高脂血症の治療を続ける東京都内の男性(70)は、こまごめ内科・循環器内科クリニック(東京都北区)の西城(さいき)由之院長によるオンライン診療を受けた。西城さんは、診察室のノートパソコン、男性は自宅でタブレットを使って問診を進めた。

 男性は10年以上、自宅近くの病院を受診し、薬で治療を続けてきた。だが、新型コロナに感染するのを恐れ、オンライン診療ができるところを探した。5月に初めてこのクリニックを受診。4回目となるこの日は、診察を受けて、いつもと同じ血液中のコレステロールの値を下げる薬などを処方してもらった。「話しやすく、便利で助かっている」と男性はいう。

 このクリニックは4月、オンライン診療を始めた。新型コロナとは関係なく準備していたが、開始後すぐに初診からのオンライン診療が認められた。

 オンライン診療は希望すればだれでも受けられるわけではなく、医師が可能と判断した場合に受けられる。西城さんは、生活習慣病で症状が安定し、重症でないと判断できる患者にオンライン診療をしている。

 「胸が痛いなど、症状から明らかに検査が必要だと思われる場合は、オンライン診療に適さない」と西城さんは説明する。

 血液や血圧の検査データに加え、対面で聴診などをすることで、新たな病気が見つかる可能性もある。新しい薬を処方した後も、副作用が出ていないか確認するためにも対面での診察が必要になるという。

 厚労省は8月、オンラインに電…

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