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 バーバリーにプラダ、グッチ……。高級ブランドの服や小物を堂々と着こなし、SNSで世界から注目を集める秋田県の86歳がいる。その名は「シルバーテツヤ」。自分の服をおじいちゃんに着せたら、面白いかも。孫の思いつきから始まった2人の「遊び」は、写真展開催に本の出版と、どんどん広がっている。

 シルバーテツヤの「生みの孫」は、東京都内の広告会社に勤めるクドウナオヤさん(30)だ。服が好きで家のクローゼットはすぐいっぱいに。昨年、令和最初のゴールデンウィークに帰省する際、ふと思いついた。どうせ売るなら、実家のおじいちゃんに着せてみるか。秋田県八峰町の実家に服を大量に送りつけた。

 若い人の服を着ると、おもしろおかしい感じになるのでは。予想とは裏腹に、革ジャンに身を包んだ祖父のテツヤさん(86)を仏間で撮り始めると……かっこよかった。「この世代は、カメラに向かってイエーイという感じではなく、かしこまって撮られるじゃないですか。それがモードっぽい雰囲気を醸し出しているのかなと思った」とナオヤさん。顔に刻まれたシワ、威厳あるまなざし、少し曲がった腰。個性の強い服に負けない、説得力や迫力がある。

 最初は恥ずかしそうだったテツヤさんもノリノリになってきて、「あのツバキの前で撮ろう」などと、撮影場所を自分で提案するようになった。自宅の畑や近所の海岸、神社などで撮影。ナオヤさんが細かくポーズの指示をしたわけではなく、自然体で撮っていったという。前衛的なデザインで知られるブランド、メゾン・マルジェラのブーツをはいた足で耕運機を操るテツヤさん。ふくらはぎには湿布が貼られたまま。「撮り終わってもしばらく農作業を続けていて、マルジェラ汚してほしくないな、ちょっと1回脱ごうか、という感じだった」とナオヤさんは笑う。

 2日間で撮影を終え、東京に戻…

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