岡田将平、国吉美香、坂本純也
河野太郎・沖縄北方相が19日、菅内閣の閣僚として初めて沖縄県を訪れ、玉城デニー知事と会談した。なごやかな雰囲気だったが、会談外では、振興と基地問題を結びつける「リンク論」でさや当てもすでに始まっている。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐる菅義偉首相の強硬姿勢は、弱まる気配を見せない。
二人のメールでのやりとりから実現した会談。河野氏は、衆院議員だった玉城氏とかつて週1回朝食をともにした仲、と明かしたうえで、「ホットラインでぜひご連絡をいただければ、やれるところはしっかりやっていきたい」と話した。
玉城氏は3千億円台の沖縄振興予算の確保などを要望。一方で、「辺野古の新基地建設に反対する民意は、知事選や県民投票でも示されている」とクギを刺すことも忘れなかった。
第2次安倍政権での辺野古移設の牽引(けんいん)役が、トップに立った菅政権。沖縄との溝は早くも垣間見える。
河野氏は就任直後から、「基地問題と沖縄振興の『ひっくるめ論』」を打ち上げた。会談後も記者団に「沖縄の基地問題は、経済振興を考えるうえで避けては通れない」と強調した。
背景にあるとみられるのは、自…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。
残り:712文字/全文:1196文字
【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ