コロナたたき出せ メンドン今年も 硫黄島の伝統守る

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奥村智司
【動画】硫黄島であった「硫黄島八朔太鼓踊り」。仮面神「メンドン」が現れ、島の厄払いをした=奥村智司撮影
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 異形の仮面神「メンドン」が、今年も硫黄島(三島村)に現れた。新型コロナウイルス感染防止を考えて開催を迷ったというが、福をもたらす「まれびと」を呼び込み、地域を活気づけようと伝統の行事を決行した。

 旧暦8月1、2日に行われてきた硫黄島八朔(はっさく)太鼓踊り。今年は9月17、18の両日にあたる。硫黄島地区会は先月、新型コロナの対策を取った上での開催を決めた。行事の保存会長でもある徳田保・地区会長(65)は「地域を元気づけたかった」という一方、伝統を途絶えさせることへのためらいがあったと打ち明ける。

 メンドンは災厄を払う力を持つとされる。「コロナを追い払ってくれる期待もあるし、もし『八朔』を中止して何か良くないことが起きたら、『八朔』をやらなかったから、と後悔する」。島で生まれ育った徳田さんの言葉の端々に、行事への思いがにじむ。

 実施するかわり、島外から観…

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