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 新型コロナウイルスの感染者との接触を通知するスマートフォンのアプリ「COCOA(ココア)」の運用が始まって19日で3カ月になった。利用者が増えるほど感染を防ぐ効果が期待されるが、ダウンロード数は18日時点で人口の約14%の1712万件。陽性の登録も814件にとどまる。不具合ではないかとの問い合わせも相次ぐ。

 「COVID―19にさらされた可能性があります」という通知が8月末、東京都中野区の女性会社員(38)のスマホに届いた。アプリの画面には「陽性者との接触は確認されませんでした」と表示されたが、接触があったことを示す記録は残っていた。厚労省のサポートセンターにメールで問い合わせると「症状があるか、陽性者と接触の心当たりがあれば帰国者・接触者相談センターに連絡を」「PCR検査の実施は保健所の判断」と返信があった。

 それ以上は相談せず、検査は受けていない。だが念のために約10日間、在宅勤務をした。「通知やメールをもらってもどうしていいのかわからない」

 厚労省によると、この女性のような「通知がきたがアプリを開いても『接触なし』と表示される」という問い合わせが8月初め以降に数千件寄せられている。「『接触あり』と通知されたが陽性者と接触の心当たりがない」という問い合わせも多いという。

 原因は分かっておらず、解明のため、厚労省はアプリ内でどんな処理がされたか、記録を把握できる仕組みに改善する方針だ。10月以降にアプリをアップロードしていくという。

 アプリは、感染が確認された人と約1メートル以内で15分以上接触すると、近距離無線通信規格「ブルートゥース」を使って互いに記録していく仕組みだ。感染がわかった利用者がアプリ上で申告すると、過去14日間に接触の記録があるスマホに通知が届く。プライバシー保護を重視したため、陽性者のIDは政府のサーバーには送られず、利用者のスマホ内に保存される。スマホの位置情報は記録されず、接触記録は14日たつと消去される。

 通知が届き感染の有無を確認したいのに、検査を受けられないという苦情も寄せられ、厚労省は8月21日、通知を受けた人は症状がなくても自己負担のない行政検査の対象と示した。ただ検査をするかどうかは医師や保健所が判断する。希望すれば必ず検査を受けられるわけではない。

 ほかにも改善すべき点が明らか…

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