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 水俣病の被害者団体「水俣病不知火患者会」の総会が20日、鹿児島県出水市であり、2018年7月の大石利生会長の死去後、不在だった会長に、副会長を務めてきた岩崎明男氏(66)を選んだ。

 総会は新型コロナウイルス対策のため、参加者を90人程度に絞って同市の「マルマエ音楽ホール出水」で開催。会員が国などに損害賠償を求めている訴訟の園田昭人弁護団長は、患者の診察経験が豊富な高岡滋医師らの証人尋問を「大成功だった」と振り返り、「次々にヤマ場を迎える。一つひとつ勝ち抜き、22年3月の判決を追求したい」と述べた。

 その後は「原告たちは高齢化し、平均年齢は72・5歳となり、すでに123名が死亡しました。一日も早い水俣病被害者救済は、まったなしの課題」などとする総会宣言を採択。岩崎新会長は「天国の多数の人たちもきっと背中を押して下さることと思います。何としても勝利するまでともに頑張りましょう」と呼びかけた。(奥正光)