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 世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスは20日、マントラジョリからパリのシャンゼリゼ通りまでの最終ステージ(122キロ)が行われ、タデイ・ポガチャルが通算87時間20分5秒でスロベニア勢初の総合優勝を果たした。フランス国内で新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで全日程を終了。多くが「勝利」と喜んだ。

 歓喜したり一安心したり、涙も……。レースはさまざまな感情とともに幕を閉じた。1チーム8選手の22チーム、計176人が出場し、幸いにも感染による選手の棄権はでなかった。146人が約3500キロを完走し、22歳の誕生日前日に表彰台に立ったポガチャルは「最高の3週間だった。大変な労力をかけて準備してくれた全ての関係者に感謝したい」と話した。

 中止の恐怖と常に隣り合わせの大会だった。フランスは欧州で最も感染が広がっている国の一つで、7月に1日数百人だった新規感染者は、9月に1万人を超えた。開催を従来の6月下旬から約2カ月延期したのが、裏目に出た格好となった。

 そこで厳しい対策を実施。スタッフを含めると最大で30人にもなるチームには定期的なPCR検査を義務づけ、7日間以内に2人以上の選手やスタッフが陽性になれば失格とした。予防策では選手とファンの触れあいを禁じてもいる。

 だが、不安は消えない。連日沿道には大勢のファンが集まり、マスクをしていない人も目撃された。約650人が受けた今月7日の検査では、4チームでスタッフ各1人の感染が発覚。自身も大会中に感染したクリスチャン・プリュドム大会委員長はAP通信に「終わりまでたどり着けないかもしれないと、本当に怖かった」と語っている。

「フランスは希望を与えられる国」

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