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 2019年度のふるさと納税寄付額を総務省がまとめ、岩手県内の自治体では北上市が16億4500万円で最も多かったことがわかった。18年度は2位だった。コロナ禍でトイレットペーパーなどの返礼品が人気だったという。

 北上市によると、19年度の寄付額は18年度(8億5100万円)と比べ、約2倍に増加。2~3月にかけ、トイレットペーパーやティッシュペーパーの返礼品に寄付が集まった。いずれも市内の工場で生産しており、5年ほど前から返礼品に加えていたという。新型コロナの感染拡大に伴い、店舗などで品薄になったことが一因とみられる。市の担当者は「想定以上だった。物流が追いつかず、お届けするまでに通常より時間がかかってしまった」と話す。

 北上市に次いで寄付額が多かったのは奥州市(7億500万円)で、2~3月に米(ひとめぼれ)の返礼品に寄付が集まった。市の担当者は「コロナによる巣ごもり需要が背景にあるのではないか」と指摘する。3番目に寄付額が多かった花巻市(6億900万円)でも同時期に野菜や果物の返礼品が特に人気だったという。

 県全体の寄付額は64億7900万円で、前年度(50億4900万円)の1・28倍に増えた。(藤谷和広)