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 「ガスの点検」を装って訪問した男が住人を縛り、現金やキャッシュカードを奪う強盗・強盗致傷事件が、8月下旬から神奈川県内で相次いだ。捜査関係者は、特殊詐欺グループの一部が関係しているとみている。本物のガス点検と見分けにくく、東京ガスが注意を呼びかけている。

 「ガス器具の点検に来ました」

 8月27日午後1時半ごろ、川崎市多摩区の60代女性宅を黒っぽい作業着のような格好の男が訪ねてきた。関連は不明だが、その直前には「ガス点検に行くが家にいますか」という電話がかかってきていた。

 捜査関係者によると、男は白いマスクをつけ、首にはタオルと身分証のようなものが入ったカードケース。女性はインターホンで確認して男を招き入れ、台所がある2階に通した。

 女性が室内を案内していると、男は突然、女性を布で目隠しし、手足を粘着テープで縛りあげた。「金を出せ」などと脅し、室内にあった現金約14万円と、暗証番号を聞き出した上で数枚のキャッシュカードを奪った。カードを使って50万円が引き出された。

 県警によると、約4時間半後の同日午後6時ごろには、鎌倉市の民家に男が押し入り、60代の女性を粘着テープで縛り、現金約7万5千円とキャッシュカードなどを奪って逃げた。

 9月11日午後2時15分ごろには横浜市港北区の90代女性宅に男が押し入り、「殺すぞ」などと脅し、女性の顔を殴ってけがをさせた上、現金数万円とキャッシュカードなどを奪って逃走。いずれも、男はガス点検を装っていた。

 さらに同月17日には、川崎市幸区の80代女性宅で強盗未遂事件があった。女性宅では8月下旬、ガス点検を装った2人組が訪ねてきていたことも判明している。

 こうした手口の事件は東京都内や千葉県でも8月以降に発生しており、県警が関連を捜査している。(黒田陸離、林知聡)

手っ取り早く強盗?

 複数の捜査関係者は、高齢者や…

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