伊藤嘉孝、寺本大蔵
防衛省は、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策について、レーダーやシステムを洋上に置く方針をまとめた。具体的には、護衛艦型、民間の大型船型、油井を掘るやぐら(オイルリグ)型のいずれかを「移動式の洋上プラットフォーム」とする案を例示。週内にも与党に説明する。
また、同省の来年度予算の概算要求が5兆4800億円台で過去最大となることも判明。軍備増強を続ける中国への対策費や、米国からの装備品購入などが押し上げたが、陸上イージスの代替関連費はこれに含まれず、最終的な総額はさらに膨らむ公算が大きい。複数の政府関係者が明らかにした。
政府は6月、イージス・アショアの山口、秋田両県への配備断念を決めた。その後、防衛省はレーダーやシステムなど陸上イージス自体の購入契約を解約して全く異なる装備に変更するか、やめずに転用するかを検討。結果的に購入をやめずに転用することになり、解約による違約金は避けられることとなった。
今回まとまった方針では、陸上…
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