拡大する写真・図版県が約2千万円で購入した「センチュリー」。普段は議長車として使われている=2020年8月18日午後4時7分、山口市の山口県庁、藤牧幸一撮影

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 山口県は7月下旬、皇族が来県した際に使う来賓用の専用車を買い替えた。トヨタの最高級車「センチュリー」で、購入価格は2千万円超。ただ、今のところ皇族の具体的な来県予定はない。宮内庁は都道府県に皇族が乗る車の用意を求めておらず、中国、四国、九州の各県では既存の公用車で対応する例も多い。

 センチュリーは2018年6月に21年ぶりに全面改良された現行型だ。5リットルエンジンに20個のスピーカー、後部座席にはもみほぐし機能や11・6インチの画面を備え、移動中に映画や音楽を楽しめる。価格は旧型より700万円ほど上がった。昨秋の天皇・皇后両陛下の即位パレード「祝賀御列の儀」では、この車を改造したオープンカーが使われた。

 県がこの車を購入したのは今年7月30日。価格は2090万円だった。昨年から検討を進め、今年度の当初予算に計上した。皇族が来県した際に使う車として、県は「貴賓車」と呼んでいる。

3年間で使ったのは13日

 県はこれまで県議会議長用と副議長用、貴賓車の計3台のセンチュリーを保有してきた。旧貴賓車は02年に購入し、07年まで県の東京事務所で知事が上京した際に使っていた。だが車体が大きく目立つことを理由に、山口に移して皇族が来県した際に使うようになった。今回買い替えた理由は、購入から18年を迎え、安全性に懸念があると判断したためだという。

 県が直近の17~19年度の3年間にこの貴賓車を使ったのは計13日間(17年度3日間、18年度6日間、19年度4日間)。うち皇族が使ったのは18年10月の2日間だけだった。山口市であった「全国都市緑化祭」に出席した秋篠宮ご夫妻が、岩国錦帯橋空港から山口市に移動する際などに乗った。ほかには外国からの来賓の空港や駅との送迎や、村岡嗣政知事の鳥取県への出張に使ったという。

 新車購入後は皇族の利用はなく…

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