[PR]

 国内外で新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、仙台市在住の漫画家・井上きみどりさんが描いた子どもの心を守るためのイラストが共感を呼び、世界中に広がっている。原点にあるのは、9年半前の東日本大震災での自らの被災体験だった。

 「コロナを『災害』として見る場合の 災害時に子どものメンタルを守るために気をつけたいこと」と題したイラストは▽テレビニュースをつけっぱなしにしない▽子どもの心の問題は遅れて出ると知っておく▽1日1回は「コロナ無しの時間」を子どもとすごす、など六つの助言を載せている。

 4月下旬にブログやフェイスブックで公開すると、投稿を見た台湾の病院から「翻訳して使用したい」との依頼があった。6月には、イラストを目にした国際協力機構(JICA)タイ事務所のスタッフが、タイ語に翻訳して発信。タイ国内で広がり、他国の事務所でも共有されるなど、世界中に広がっていった。

 さらに、8月にはウガンダ政府が政府広報として国内で放映するためにイラストを動画化。今では33言語に翻訳され、世界35カ国・地域で発信されている。

 井上さんがイラストを描いたきっかけは、「コロナ禍の状況と、震災時の様子が似ている」と感じたことだという。

 コロナ関連のニュースがあふれ、街を歩く人はみなマスクをしている。その様子は震災後、繰り返し流れた津波の映像や、取材で行った福島の子どもたちが、放射能への不安からマスクをしていたことを思い出させた。

 仙台市在住の井上さんは、震災…

この記事は会員記事会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。

こちらは無料会員が読める会員記事会員記事です。月5本までお読みいただけます。

こちらは無料会員が読める会員記事会員記事です。月5本までお読みいただけます。

この記事は会員記事会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら