[PR]

 ボツワナ北部で今年5月以降、野生のアフリカゾウ300頭超が相次いで死んだ状態で見つかった問題で、同国政府は21日、水飲み場で大量発生した有毒なラン藻が生み出す神経毒が死因だったと発表した。ロイター通信などが報じた。ただ、他の野生動物の大量死は確認されておらず、ゾウだけが死んだ謎は残されたままだ。

 同通信などによると、野生のアフリカゾウの生息地として知られる北部のオカバンゴ湿地帯で今年、330頭の野生のゾウが死体で見つかった。牙が残っていたことなどから密猟の可能性は低いとされ、研究機関が詳しい死因を調べていた。

 政府機関「野生動物・国立公園局」が死体や周辺の状況を調べた結果、死因はラン藻由来の神経毒によるものと判明。周辺の水からは、有毒な種類のラン藻が見つかった。ただ、他の動物で同様の大量死は起きておらず、ゾウの死体を食べたハイエナなどの肉食動物の異常も確認されていないことから、同局はさらに調査を続けるとしている。(遠藤雄司)