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 厳しくも美しいシルクロードに魅せられた画家、平山郁夫(1930~2009)。生誕90年を記念した「平山郁夫展 悠久のシルクロード」が滋賀県守山市の佐川美術館で開催中だ。東西交流の道に彼が追い求めたもの、その一端を会場でうかがい知ることができる。

 画業はもちろん、文化財保護活動やユネスコ親善大使など、多彩な顔で知られた平山。その彼が生涯を捧げたテーマがシルクロードだった。大小約40点の作品群は、無数の隊商がたどった道をなぞりながら幾度も自ら足を運んだ西域への、深い憧憬(しょうけい)と敬慕にあふれる。

 古代都市パルミラの廃虚や東西世界の接点イスタンブールのモスクを包む夜の群青、降り注ぐ月光。動く者のない静寂に満ちた世界だ。夜のしじまが包むオアシスに目を閉じて横たわる女性は、伝説の楼蘭の王女だろうか。エフェソスの遺跡を駆けるアレクサンドロス大王軍の幻。東征に向かうつわものたちが、はるかな記憶をよみがえらせる。

 荒涼とした山肌と乾いた黄土が…

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