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 新型コロナウイルスによる世界経済への悪影響が長引くなか、高級プレジャーボートの売れ行きが堅調だ。人混みを避けて水上レジャーを楽しむ需要があるほか、移動制限で旅行ができない富裕層がお金の使い道を高級品の購入に向けているとの見方もある。

 スズキが8月に公表した2020年4~6月期決算によると、主力の四輪、二輪事業は収支トントンか赤字だったのに対し、船舶用エンジンなどのマリン事業が減益ながらも43億円の黒字だった。なかでも北米向けの大型エンジンが堅調だったという。同社広報は「3密を避けて水上レジャーで自然を楽しもうという需要があったのではないか」という。

 1997年にマリン事業に参入したトヨタ自動車は、1隻2千万~7千万円ほどのクルーザーを手がけるほか、昨秋からは高級車ブランド「レクサス」を冠した高級ボートも販売。同社によると、国の緊急事態宣言が明けたころから国内、海外ともに販売は増加傾向にあり、例年を上回る勢いだという。1隻1千万円を超えるプレジャーボートを手がけるヤンマーでは、今年初めごろに一度受注が減ったものの、すぐに回復。もともと生産能力に対して受注が上回り、納品は2年待ちほどの状態だという。

 航空機サプライヤーの東明工業は「アンチ・ローリング・ジャイロ」と呼ばれる船の横揺れ防止装置を手がける。プレジャーボートのなかでもより高級なボートを所有・購入する富裕層が主な客層だが、新型コロナの感染拡大後に海外からの受注が増えて前年を上回るほどの好調ぶりという。

 二ノ宮啓社長は「リーマン・シ…

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