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断層探訪 米国の足元 第二部④

拡大する写真・図版設立した食肉処理施設「USビーフ・プロデューサーズ」の冷蔵庫に立つキム・ウルマー=7月7日、サウスダコタ州ピア、青山直篤撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で、全米の巨大食肉処理工場が相次いで閉鎖に追い込まれていたころ。サウスダコタ州ピアで小さな食肉処理場(キル・フロア)を起業しようと準備を進めていた牛の仲買人、キム・ウルマー(57)は、闘志を新たにしていた。

 「コロナ危機は我々の好機だ。牛肉会社が四つしかなかったら何が起こるのか、価格上昇を通じて消費者も気付く。企業側は今さら『労働者の健康が大切だ』というが、それならば、我々がもっと安全なシステムをつくれる」

 ウルマーがふだん通うピアの牛の競り場は、西部ロッキー山脈に源流を持つミズーリ川のほとりにある。ウルマーが目を付けたのは、競り場から鉄路を挟んですぐの場所にある、古びた建物だ。

断層探訪 米国の足元
冷戦終結後、企業はグローバル化を進め、サプライチェーンを張り巡らせてきた。そのほころびが今、新型コロナウイルスの影響で加速している。「米国第一」を掲げるトランプ大統領のもと、米国で何が起きているのか。

 昨年10月、その建物が売り出…

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