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 岡山県は23日、県内30観光施設の8月の利用者数をまとめた。昨年比で8割まで回復しており、コロナ禍で打撃を受けた観光施設へ人が戻り始めたようだ。

 県観光課によると、調査は県内を備前、備中、美作の3エリアに分け、それぞれ10施設の利用者数をまとめた。利用者の総計は、昨年8月より13万人少ない64万6千人(前年同期比83・3%)だった。

 鶴山公園(津山市)や湯郷鷺(さぎ)温泉館(美作市)などのある美作エリアでは26万7千人(同106・3%)と、前年を上回った。岡山後楽園(岡山市)や牛窓オリーブ園(瀬戸内市)を抱える備前エリアも15万9千人(同64・7%)、大原美術館(倉敷市)や、猫城主さんじゅーろーがいる備中松山城(高梁市)がある備中エリアも22万1千人(78・9%)まで回復している。

 これまでの調査では、緊急事態宣言が全国拡大された4月は21・6%、5月は14・9%まで落ち込んでいたが、7月は70・5%まで回復していた。

 観光課によると、6月以降に施設休業が一段落した影響や、県民の県内宿泊を対象とした県の割引クーポン発行などが追い風となっている。担当者は「回復の手応えは感じているが、まだまだ完全復活までは途上。引き続き、予防や対策をお願いしたい」としている。(吉川喬)