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 連合国軍総司令部(GHQ)が接収した日本刀6本が、島根県立古代出雲歴史博物館(出雲市)で展示中だ。いずれも同館が所蔵し、島根の刀工が制作したもので、同館で展示されるのは初めて。10月19日まで。

 武装解除の一環として、GHQが全国各地から接収した刀剣は、保管庫があった東京都北区赤羽の地名にちなみ「赤羽刀(あかばねとう)」と呼ばれる。同館によると、計約20万本を超える刀剣が集められ、その後所有者に返還された。所有者不明の計3209本は、文化庁が中心となり、1999年、全国の公立博物館に無償譲与されたという。

 島根県には出雲や石見など県内の刀工が制作した18本を含む計24本が譲与され、すべて2007年開館の同館で所蔵されているという。

 今回展示されている赤羽刀は、室町時代~江戸時代に出雲と石見の刀工が制作。徒歩で戦う際に用いる「打刀(うちがたな)」3本と「脇差し」2本、馬上で用いる長い刀「太刀(たち)」1本の計6本。

 幕末の1864年に作られた太刀「彌重釼治郎源喜国(やしげけんじろうみなもとのよしくに)」(長さ126・4センチ)は、益田市横田町の「石塔寺大権現」(現・豊田神社)に奉納されたことが刀に刻まれた記録で確認できるが、同館参与の的野克之さん(63)は「奉納された太刀が、なぜ武器としてGHQに接収されたのか。経緯は分かっていない。明治初期の廃仏毀釈(きしゃく)の混乱の中で、所有者が変わったのかもしれない。不思議な運命をたどり、ここに行き着いたんです」。

 ほかにも、鍛冶(かじ)職人や…

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