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 熊本県阿蘇市は、同市にある「阿蘇カドリー・ドミニオン」の人気チンパンジー、プリンちゃん(5歳)を、トレーナーでもある宮沢厚園長(61)とともに初代の「阿蘇市観光大使」に任命した。施設来場者らに阿蘇の魅力を発信してもらうとともに、市の観光パンフレットや動画にも今後、登場してもらうという。

 プリンちゃんが出演しているステージ「みやざわ劇場」は新型コロナウイルス対策で休演していたが、定員を半分にするなどして7月18日から4カ月半ぶりに再開。同日、プリンちゃんはステージの合間に宮沢園長とともに、佐藤義興市長から任命状を受けた。

 熊本地震で被災したJR豊肥線の不通区間が8月に再開し、国道57号も10月に開通を予定。市は再び多くの観光客に阿蘇を訪れてほしいと、ファミリー層も多く訪れるカドリーのプリンちゃんたちに観光大使を依頼することにした。宮沢園長は「地震以降、厳しい状況は続き、観光バスもまだ戻ってきていない。プリンと私が起爆剤となって観光を盛り上げていきたい」。

 佐藤市長は「この度の水害を受け、任命の時期をずらすことも考えたが、多くの人が阿蘇にまた来ることが、復旧・復興への希望につながれば」と話した。(後藤たづ子)