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 兵器級の神経剤「ノビチョク」系の毒物を盛られたとされるロシアの反政権活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏が退院したと、ベルリンのシャリテ大学病院が23日に発表した。「緊急入院治療を終えられるまで回復した」という。

 発表によると、退院は22日。ナバリヌイ氏は32日間の入院期間のうち、24日間を集中治療室で過ごしたという。病院は「現在の容体や経過から、完全回復は可能と考えている」としながらも、「深刻な中毒の長期的な影響を判断するにはまだ早すぎる」と説明している。ナバリヌイ氏は23日、公園のベンチに座っている自身の写真をSNSに投稿し、「ついにこの日が来た!」とコメントした。

 ナバリヌイ氏は8月、ロシア国内で意識を失い、同22日に同病院に搬送された。今月7日に意識の回復が伝えられ、現在はSNSやブログへの投稿を再開している。(モスクワ=石橋亮介)