[PR]

 炎上するトラックの火を消火器で消し止めたとして、大阪府岸和田市消防本部は18日、和泉市の会社員、宮下昌也さん(21)に感謝状を贈った。

 同本部などによると、宮下さんは岸和田市稲葉町のガソリンスタンド「ENEOSウイング阪和道岸和田インターTS」で勤務している。8月15日午後0時半ごろ、ガソリンスタンドと道を挟んで向かい側にあるコンビニ駐車場で、駐車中の3トントラックが燃えているのに気づいた。

 白煙が上がり、エンジンの下からは燃料が漏れ出して炎が上がっていたという。宮下さんはとっさに職場にあった消火器2本をつかむとトラックに駆け寄った。

 トラックの運転手と一緒に消火に当たったが、消火器2本では足りなかった。宮下さんはさらに2本を職場から持ってきて火を消し止めたという。

 宮下さんが消火器を使ったのは初めて。「バッテリーに引火したり、タイヤが破裂したりしたら危険で、傍観しているひまはなかった」と振り返り、「(感謝状は)うれしいです」と話した。

 同本部の真(さな)和弘消防長は「初めて消火器を使うと火までの距離が遠すぎて薬剤が足りなくなり、消火できないことがある。宮下さんは落ち着いて行動してくれた」と感謝した。(川田惇史)