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 第143回北信越地区高校野球新潟県大会の決勝戦が23日、三条パール金属スタジアム(三条市)であり、加茂暁星が新潟明訓に5―4で逆転サヨナラ勝ち。春秋通じて初の優勝を果たした。第3代表決定戦でも関根学園が東京学館新潟を3―2の逆転サヨナラで下し、加茂暁星、新潟明訓とともに10月に富山県である北信越地区高校野球大会への出場を決めた。

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 1点を追う九回裏2死二、三塁。一打逆転サヨナラの場面で、加茂暁星の背番号15、白崎勇希(2年)が右打席に入った。今月19日の準々決勝で初のスタメン出場を果たした急成長株。「絶対に自分が決める」と自信に満ちていた。

 2球目、高めの変化球を振り抜いた。打球は左翼手の頭を越え、2人が生還。笑顔でガッツポーズをし、歓声を上げる仲間の輪に飛び込んだ。

 かつてはミスを恐れ、萎縮することが多かった。精神面の弱さが打撃の調子に響き、不振につながる。守備や走塁の実力を評価されながらも、今大会ではレギュラーがつける1桁の背番号をつけられなかった。

 上向くきっかけは、大会が始まった後に訪れた。高橋諒監督から助言を受けてフォームを改造。捕手寄りの右わきをあける構えに変えた。バットを始動前からひいておくことで打撃動作に余裕ができ、変化球を待てるようになった。試合でも結果が出て、自信につながっていった。

 好機での一本に、自信は確信に変わった。試合後、「北信越大会でもチャンスに打ち、チームに貢献したい」と意気込みを語った。(小川聡仁)

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