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 菅義偉首相は就任後初めての週末となった19日からの4連休で、各界の専門家らと会食や面会を重ねた。官房長官時代から朝、昼、晩と幅広い分野の人々と面会を重ねてきた菅首相。官僚や与党議員のみならず、民間有識者らを「知恵袋」にする手法は、トップに立っても変わらないようだ。

 首相は23日、就任1週間を受け、「手応えを感じている。アンテナを高くし、スピード感を持って国民の期待に応えたい」と記者団に語った。

 首相は4連休で、トランプ米大統領ら各国首脳との電話協議などの外交日程をこなしながら、有識者との意見交換を重ねた。20日はデジタル庁創設に向け、「日本のインターネットの父」と呼ばれる慶応大の村井純教授と会食。21日には不妊治療に詳しい杉山力一医師と懇談した。デジタル庁や不妊治療への支援拡大は、自民党総裁選での自身の政策の柱だった。

 このほか、高橋洋一嘉悦大教授やジャーナリストの田原総一朗氏、サントリーホールディングスの新浪剛史社長や経済ジャーナリストの財部誠一氏らと面会。4連休中に会った有識者は10人に上った。

 連休前も首相は竹中平蔵・パソナ会長(東洋大教授)、選挙プランナーの三浦博史氏とそれぞれ朝食会を持った。休日明けの23日も、閣僚や自民党幹部ばかりでなく、小池百合子・東京都知事や山本一太・群馬県知事との会談もこなした。

 加藤勝信官房長官は23日の記者会見で「首相は官房長官時代から様々なチャンネルから意見を聞いてきた。その姿勢は変わっていないのだろう」と話した。

 安倍晋三前首相は、新型コロナウイルス感染症への対応もあり、今年に入ってからは、休日の会食や懇談はほとんど行わなかった。(楢崎貴司、小野太郎)