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 産業用ロボット製造販売会社の豊電子工業(愛知県刈谷市)からロボットの設計情報などの電子データを不正に複製したとして、愛知県警は24日、同社元社員の黒江博之容疑者(41)=同県東海市荒尾町本郷=を不正競争防止法違反(営業秘密の領得)の疑いで逮捕し、発表した。「データを複製したことは間違いないが、不正に利益を得る目的ではない」と容疑を一部否認しているという。

 県警によると、営業部門の従業員だった黒江容疑者は昨年8月20日、機密情報と知りながら、不正な利益を得る目的で、同社の営業上の秘密にあたるロボットの設計図や生産ラインのレイアウト図などのデータ59件をハードディスクにコピーした疑いがある。

 県警によると、黒江容疑者は同年8月末に同社を退職。営業秘密でないものも含め計約1万6千件のデータを持ち出し、翌月から働き始めた県内の競合会社で一部を示したが、逮捕容疑の59件については示していないという。逮捕前の任意の調べに「(データを示せば)優遇されるのではないかと思った」と話したという。

 豊電子工業側が昨年11月、刈谷署に相談したという。同社は取材に「この件についてはコメントを控えたい」と話した。

 民間情報会社によると、同社は1964年の創業。主に自動車や建築分野などで使う産業用ロボットのシステム開発事業を手がけ、2019年12月期の売上高は約134億円。トヨタ自動車やアイシングループなどが取引先という。(村上友里、高絢実)

厳罰化の背景には

 営業秘密の重要性が高まる一方で、情報の不正な持ち出しや流出は後を絶たない。

 名証2部上場の工具メーカー「…

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