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 ミッソーニは、バイヤー向けに発表している2021年春夏作品ではなく、いま生活者が実際に着られる服として、2020年秋冬作品を映像で披露した。新作の発表時期や納期が早すぎることなど、業界で課題となっているファッションシステムの変革についてのメッセージだという。イタリアの自然を背景にした映像が美しい。

 デザイナーのアンジェラ・ミッソーニがロケ地に選んだのは、イタリア北部ヴァレーゼの山中の宗教施設サクロモンテの一角。アンジェラの「心の故郷」であり、よくインスピレーションを得る地という。モデルは、石造りの重厚な建物をバックに、ストライプ柄のニット地を格子状にパッチワークしたようなビッグコートを羽織ったり、広大な空を背にいかにも軽く暖かそうなカシミヤのミックスニットのカーディガン姿でくつろいだり。

 カギとなるのは、映像の中でモデルが文章を手書きし、風に舞ってどこかへ消え去る1枚のポストカード。ブランドによると、デザイナーからのイタリア全体へのラブレターで、「ビバ(万歳の意味)・イタリア!」とのメッセージもあるという。

 映像には、アンジェラのインタビューも収録されている。

 本来の新作である2021年春夏作品は製作しており、ルックブックの撮影も近く予定しているが、広く世界に向けた発表の方法や時期は未定だという。(編集委員・高橋牧子)