拡大する写真・図版東明工業が経営する「らーめん鱗」のラーメン=同社提供

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 国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)試験機の組み立ても担った航空機サプライヤー、東明工業(愛知県知多市)が異業種への参入を続けている。2年前にラーメンチェーンの運営会社を買収。さらに災害時の避難所で使う段ボール製の簡易ベッドまで手がける。新型コロナウイルスの影響に苦しむ本業の行く末と、多角化の狙いを、二ノ宮啓社長に聞いた。

拡大する写真・図版東明工業の二ノ宮啓社長=2020年9月2日、愛知県知多市、古沢孝樹撮影

 ――航空機サプライヤーなのに、ラーメン店の経営に乗り出しました。

 「海外進出の足がかりにしたい、というのがきっかけでした。カナダに現地法人をつくったのですが、本業の航空機事業は当局から許認可を得る必要がありすぐに事業は始められません。現地に出張した際、ラーメン店が高い値段で結構はやっていて、これは非常に面白いと思いました。本業を始めるまでの日銭を稼ぐ方法として、ラーメン店がほしいと思ったわけです」

 「中途半端なものを出すわけにもいかないので、大阪で人気のあった『らーめん鱗(うろこ)』を運営会社ごと買いました。2018年のことです。現在、大阪と京都で計6店舗を営業しています。本当はカナダにも出したいのですが、今の状況ではしばらく様子見ですね」

苦境の業界、雇用維持の一つの手段

 ――新型コロナウイルスの影響で航空機産業は青息吐息です。飲食業への進出が吉と出たのでは。

 「飲食にもコロナの影響はあり…

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